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第1回 今更聞けない動画撮影基礎の基礎! - フレームって何?フレームレートって何?

こんにちはYukikake(@Yukikake_tw)です。

今回から簡単な連載記事も書いていこうと思います。

 

最近身近な方に動画撮影、編集を教える機会があったため、その資料代わりや復習の材料としても使えるように動画撮影、編集を基礎の基礎からまとめていきたいと思います。

 

本当に基礎の基礎なので少しでも映像撮影に習熟している人にはつまらない内容かもしれませんのでご容赦ください。

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動画はパラパラ漫画!

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皆さんは小学校の頃にパラパラ漫画を作ったことがあるでしょうか?紙に少しずつずらした絵を書いて、それを素早くめくることで連続して絵が動いているように見えるあれのことです。

動画というのはまさにその構造で成り立っています。

 

動画は大量の静止画(=フレーム)から成り立っている

パラパラ漫画と同じ構造ということは大量の静止画(=絵)を繋げる(=パラパラさせる)ことで動画が成り立っているということですね。

 

動画撮影時は大量の静止画を連続撮影し、連続して記録することで動画として保存しているということです。

 

アニメもたくさんのセル画が存在しますよね?あれもたくさんのセル画をつなぎ合わせて中のキャラクターを動かしているわけです。

そして、その静止画1枚1枚のことをフレームと呼ぶわけです。

 

フレームレートとは

今までのお話からフレーム=静止画ということはわかったと思います。

ではフレームレートとは何でしょうか。

 

下の2つのgifを比較してみてください。 

 

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左側のほうが動きが滑らかに見えて、右側はカクカクして見えると思います。

 

2つのgifの違いは1秒間あたりの静止画の比率の違いです。そう、1秒間あたりのフレーム(静止画)のレート(比率)=フレームレートの違いなのです。

静止画の比率というと難しく感じるかもしれませんが、要するに1秒あたり何枚の絵をパラパラしているのかということです。

 

左側は1秒間で24枚の静止画をパラパラさせているのに対して、右側は1秒間で4枚しか静止画がありません。要するに1つ1つの絵の間の動きが右側は簡略化されているんですね。

 

フレームレートの単位はfpsという単位で表されます。これはframes per second=フレーム毎秒の略で、意味はそのまま1秒あたりのフレーム数ということになります。

今回の例でとると左側のgifは24fps表示、右側は4fps表示ということになります。

 

gifをご覧になっていただければわかる通りにフレームレートが低ければ低いほどカクついた画作りとなり、高ければ高いほどヌルヌルとした滑らかな画作りとなります。

フレームレート≒滑らかさの数値ということです。

 

ここまでのまとめ

・動画中の各静止画=フレーム

・1秒間あたりのフレーム数=フレームレート

・フレームレートの単位=fps

・フレームレート≒滑らかさの数値

 

フレームレートは高いほうが良いの?

フレームレートは高ければ良いというものでもありません。

今までの説明だとフレームレートが高いほど動きが滑らかになるため、いい映像になると考えてしまうかもしれませんがそう簡単な話でもありません。

 

データ容量の問題

現在動画撮影使われているデジタル機材には容量というものが存在しますよね。

 

最近の標準的な動画撮影機材であれば24fps撮影(秒間24フレーム)から120fps撮影(秒間120フレーム)をカバーしているものなどがあります。

 

ここで考えてみてください。もし同じ画質で静止画1枚あたりのデータ量が同じ場合に24fpsと120fpsではデータ量はどうなるでしょうか?

1秒間あたり5倍の枚数の静止画が保存されているため、単純計算で5倍になりますよね(実際は圧縮形式の問題等で少しズレが生じます。)。

 

要するにデータ量が膨大になってしまうというデメリットがあるのです。

 

カメラにもよりますが、フレームレートをあげるとデータを保存しなければならない容量が増えるため、転送速度が追いつかなくなってしまうことから画質を落とすことでデータ容量を抑えたりすることも多々あります。

そのような場合、フレームレートを上げる→画質の劣化にも繋がる可能性があるわけです。

 

動きの滑らかさ=動きの自然さではない

また、動きが滑らかだからといってそれが自然な動きと感じるかというとそうでもありません。

 

web上の動画などでよく用いられるフレームレートは24fps、30fps、60fpsなどです。

その中でも一般的に動きが自然に見えるフレームレートは昔から映画などでよく使われている24fpsや、テレビでよく使われる30fpsなどと言われています。

 

最近のYouTuberはヌルヌル滑らかな動きが好きな傾向があるようで60fpsで撮影、編集している方々も多く見受けられますね。

僕自身もヌルヌル滑らかな動きが好きなので日常の動画は基本的に60fpsで撮影し、アップしています。

 

自然な動きで動画を作りたければ24fps or 30fps、ヌルヌル動画が好きであれば60fpsなど、表現したいシーンによって適正fpsは異なるため、実際にその適正を理解して使用することが必要ですね!

 

まとめ 

・動画中の各静止画=フレーム

・1秒間あたりのフレーム数=フレームレート

・フレームレートの単位=fps

・フレームレート≒滑らかさの数値

・高fpsほどデータ容量が大きくなる(画質劣化のリスクもあり)

・自然な動きは24fps or 30fps

・映像表現毎に適正fpsは異なる

 

いかがでしたでしょうか。

今回は動画を撮影、編集する上で把握すべきパラメータの1つであるフレームレートに関して簡単に説明していきました。

 

次回はフレームレートの基礎をさらに深掘りし、スローモーションの原理等について お話ししたいと思います!

 

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