こんにちはYukikake(@Yukikake_tw)です。
ネコが甘みを感じないらしい。そんな噂を皆さん聞いたことはありませんか?
「まさかそんなわけwww」「え?ネコとかむしろ甘いもの食いまくるんじゃ!?」
と思っているそこのあなた!
医療従事者であり、栄養学を個人的に勉強中のYukikakeがその噂に関して簡単に解説させていただきましょう!
こんなちょっとした雑学でも知っておけば猫好きの女性にモテること間違いナシ!
動物の味覚について
味覚って単純に「これ美味しい!」とか「美味しくない」って感じるものと思っている人が多いと思いますが、実は味覚って美味しさを感じるという側面だけではなく、栄養学的にも重要な役割を果たすんです!
動物は甘味、酸味、塩味、苦味、旨味 の5つを基本味として食べ物の味を感じますが、それぞれに大切な役割があるんです。
甘み=炭水化物、旨味=タンパク質、塩味=ミネラル、苦味や酸味は毒物や腐敗のシグナルと言われていて、それぞれの栄養や危険の存在を示しているんですね。
人間は雑食ですので、様々な栄養を必要とする生物なので様々な味覚に反応できるよう多くの味覚受容体を持っているわけです。
ジャイアントパンダの味覚は?
では人間以外の動物ではどうでしょう?
一般的に肉食の生物は栄養学的にタンパク質を栄養源として多く使うため、旨味の受容体は機能していると言われています。
そんな中でジャイアントパンダは肉食→草食に変化した動物として知られています。
そんなジャイアントパンダは現在、旨味の受容体は欠失してしまったと言われています。
「旨味の受容体が欠失したから急に肉がをまずく感じるようになって草食になった!?」
という学説まで出ているくらいです。
実際のところ「肉を美味しく感じなくなったから草食になった」のか「草食になったから肉を美味しく感じなくなった」のか前後関係は定かではありませんが、これは非常に面白い事実ですよね!
ネコは甘みの受容体がない
ではネコはどうなんでしょうか?
ネコ科の動物は基本的に肉食です。イヌが雑食だからその影響で雑食だと思われている傾向にありますが、実は炭水化物等を消化するのはちょっと苦手...
味覚に関しては肉の鮮度や腐敗を感じるために酸味、苦味を感じる受容体が発達していると言われていますが、逆に消化が苦手な炭水化物を感じるための甘みの受容体はないと言われています。
例えば人間では苦い薬を飲む際に甘いものと混ぜて飲んだりすることで味を誤魔化すことがよくありますが、ネコにはそんな誤魔化しは効果ナシ!
飼い主「はーい甘くて美味しいよ〜、いい子だからお薬飲みましょうね〜!」
ヌコ様「肉食動物ナメんな」
ってなるわけです。
ただし、中には「うちの猫は甘いもの好きです!」とかいう方々もきっといますよね。
ジャイアントパンダでもそうであったように味覚受容体は変化していくものです。
ネコは炭水化物を消化するのが苦手なので消化としていいものではないでしょう。ただし、人間が多くいる環境で生活していると、炭水化物等を口にする機会も多いでしょうしその味覚、食志向は変化している可能性も...?
こういった研究結果はまだ出ていないようですが、可能性としてはありえますよね。
ハチドリも甘みの受容体がない...けど?
ハチドリもネコ科の動物と同様に甘みの受容体がないと言われています。
ですがハチドリは花の蜜を吸うことで知られていますね。
そんなハチドリは旨味の受容体が変化して甘みを感じるようになっているという研究結果が出ています。
もしかしたらネコが似たような変化を辿っている可能性もありますよね。
まとめ
ネコ科の動物は現在の研究では「炭水化物の消化が苦手、糖質の消化が苦手」と言われており、その味覚受容体も存在しないことが知られています。
ですが、多くの動物が環境に順応するために食嗜好や味覚を変化させてきたことを考えると、ネコもその一例となる可能性だって大いにあるわけです!
もしかしたらネコがパンダのように草ばっかり食べる未来がきたっておかしくないわけです。
ヌコ様「米ウメェ!コシヒカリマジ卍!」
そんな未来も面白いかもしれませんよ笑

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