こんにちはYukikake(@Yukikake_tw)です。
久しぶりの映像製作関連の記事になりますね!
皆さんは映像製作ソフトのDaVinci Resolveをご存知でしょうか?
映画の本場ハリウッドなどでもよく使われており、映像のカラーグレーディング(色味調整)に昔からよく使われてきたソフトウェアです。
最近ではカラーグレーディングだけでなくエフェクトの追加や音の調整なども高度な編集が可能になったことと、Lite版が無償なのにかなり高度な編集が可能ということでそのシェアを激烈に伸ばしているソフトです。
映像製作ソフトウェアの中で今一番アツいと言っても過言ではないかと思います!
そのDaVinci Resolveのカラーグレーディング講座が海外からプロのカラリスト*1 を招いて都内で開かれるということでYukikakeも全力で受講してきました!
ふぇっふぇっふぇっ!プロのカラリストの技を全力で盗んでやるぜ!!
といういたって真面目な受講動機の元、学んできた要点で印象的だった点を3点紹介したいと思います!
カラーグレーディングを学び始めた方には特に参考になるのではないかと思います!
受講した理由
僕自身は2016年頃からDaVinci Resolveを映像製作に導入しており、カラーグレーディングを独学で勉強してきました。
カラーグレーディングの本を読んだり、ネット上の情報を漁ったり、YouTubeで製作Tips系動画を見たり...
そんな中で、ある疑問がふとYukikakeの中に沸き起こったんです。
独学だけで本当に大丈夫...?
大手企業の広告映像等の担当をさせていただいたり、映像での仕事もさせていただいている中で、実践の中で多くのことを学び、アウトプットしてきました。
今までは独学でもしっかりとプロ意識を持ち、自分なりに業界標準を調べ、依頼主さんの要望を聞き、しっかりと満足していただける仕事はしてきたと自信を持って言えます。
ただ、独学だとやはり限界があるのも事実ですし、世界のカラーグレーディングの常識や、専門家しか知らないTipsがあるのではないかといった不安もやはりあるものです。
そこでネットを調べているとある記事が僕の目に飛び込んできました。
「DaVinci Resolve 特別講座開催決定!」
...まぁ申し込むよね。
...即決だったよね。
...7万円だったよね。
要点
①スキントーンが一番大事!
今回受けた講座の中で最も印象的だったのはスキントーン(肌)の調整が一番大事ということ!
スキントーンは一番大切デース!スキントーンがうまく扱えるカラリストは評判が良くなりマース!
※あくまでイメージです。実際には通訳がついています。
僕自身もカラーグレーディングの調整をする際に最も違和感を感じやすいのはスキントーンだと考えていたのでそこは深く納得!
あとはカメラごとのカラーサイエンスによってスキントーンがイケてたりイケていなかったりもするらしい。
〇〇のカメラのスキントーンはイケテナイと言われてマース!
でも新しいカメラでは改善してるカモネ(爆笑)
※あくまでイメージです。実際には通訳がついています。
とも言っていました。
また、人の肌っていうのは非常に複雑な構造をしていて、様々な色味が合わさって表現されているため、素材の圧縮形式等による編集耐用性もかなり変わってくるようです。
今回の講座では講師の方が実際に普段使用しているクオリティの素材を使用させていただきました!
高品質の映像素材の凄さを知っていただきたいのデース!
※あくまでイメージです。実際には通訳がついています。
②目の慣れは判断を鈍らせる!
これはカラーグレーディングやってる人は誰しも経験あるかと思います。
頑張って自分の好みに調整する→しばらくしてもう一度見る→思ってたよりイケてない。
この負の流れ...
人間の感覚って怖いもので、すぐに目が慣れちゃうんですね。
カラーグレーディングをするときはグレーディングをちょくちょく全解除して素材と比べることが大事デース。
あとは1つのシーンの補正に時間をかけすぎないことも大切デース。
ある程度調整したら別のクリップに行ってあとでまた見返してみるのもイイかもシレマセンネ!
※あくまでイメージです。実際には通訳がついています。
③人間の目の構造を理解すべし!
これはある種僕にとっては一番印象的でした!
なぜなら自分の映像以外の専門が医療系だから笑
夜のカラーグレーディングを作る際の注意点として下記のようなお話がありました。
人間の眼には光を感知する細胞が2種類ありマース!
明るい時に色味を捉える錐体細胞と暗闇で光の強弱を捉える杆体細胞デース!
桿体細胞はRGB*2のうちで赤をほぼ感知せず、青と緑しか感知しまセーン。
なので暗くてかつ青っぽくすると夜っぽいグレーディングができるんですネー!
※あくまでイメージです。実際には通訳がついています。
なるほど納得!
確かに暗闇で自分が見る景色って青の成分多めですよね。
人の眼の構造の性質を利用してそれに沿ったグレーディングをしてあげるとわかりやすいシーン作りができるということです!
夜は青っぽいというなんとなくの印象はありましたが、その理由がそこにあったというのは非常に興味深い!
自分の専門分野とも繋がっていたのでなおのこと印象的でした!
講座は行く価値があったのか?
講座では、上記に加えて他にも様々な技術的内容やDaVinci Resolveのツールの使い方を実演していただきました。
正直なところ自分自身で今までもある程度しっかりと勉強してきた成果もあってか、講座で得た新しい情報は思っていたほど多くはありませんでした。
ですが、今までの学習に間違いがなかったということがわかったことがまず1つ大きな収穫でしたし、加えて世界の第一線で活躍しているカラリストの実際のフッテージ、プロダクト、そして作業工程を眼の前で見ることができたのは本当に大きな収穫だったと思います。
今後自信を持って仕事に望めますし、映像機材に関して改めて考え直すきっかけにもなったので、僕としては7万円の価値はあったと考えています!
ただ、色味補正を単純に勉強したいということであれば、まずは本やネットで自学自習を深めることが先決かと思います。
僕は下記の本を参考にカラーグレーディングの基礎を勉強したので、よかったら参考にしてみてください。
また、他の講座を受けた方々もお金を払っているので全ての情報をこの記事で出すことはできませんが、学んできた内容は今後も記事やYouTube動画で可能な限り網羅的に追加していこうと思うので、今後もブログのチェックや、YouTubeチャンネルのチェックもしていただければ幸いです!
じゃあ今日はこの辺で!Yukikakeでした!
映像表現は奥が深いデース!
※あくまでイメージです。実際には通訳がついていません。
▼当日のVlog▼
I went to DaVinci Resolve Color Grading Seminar! - Yukikake VLOG #015 [ Tokyo カラグレ ゆきかけ Cinematic ]

カラーコレクションハンドブック第2版 -映像の魅力を100%引き出すテクニック-
- 作者: Alexis Van Hurkman,鈴木由美,渡邉淳矢,株式会社Bスプラウト
- 出版社/メーカー: ボーンデジタル
- 発売日: 2014/05/28
- メディア: 大型本
- この商品を含むブログを見る

DaVinci Resolve カラーグレーディングBOOK
- 作者: ビデオSALON編集部
- 出版社/メーカー: 玄光社
- 発売日: 2018/02/15
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る